Korea-Tongyeong-Collage-01 CC-BY Caspian blue (Wikipedia)

 統営は海産物が有名な港町です。また景色が有名で、朝鮮出兵をした秀吉軍を撃退した李舜巨将軍ゆかりの地でもあります。
 なので、統営はこの時代に活躍した李舜巨将軍と関わりの深い遺跡地がたくさんあります。
 その一つにまず、壬辰倭乱の際に使用された大砲がある李舜巨公園です。ここには、海の方を指差している李舜巨将軍の銅像と大砲があり、この2つを観るのもいいのですが、それよりここの海風を受けながら公園内の素敵な景色を見ながら歩くのもオススメです。また、この公園内のどこかにジャッキーチェンの看板があるので、李舜巨公園に行った際にはその看板も探してみてください。
 次に、李舜巨公園から徒歩10分ほど歩くと李舜巨が実際に秀吉軍と対戦したときに使用されていた船を再現して造られた亀甲船を見ることが出来ます。
亀甲船を見たあとは統営で有名な忠武キンパブを食べましょう。キンパブというと普通は、色々な具が入った海苔巻きを想像すると思いますが、このキンパブは海苔巻きの中に具は入ってなく、具なしのキンパブのとなりに味付き甘辛く味付けたイカやカクテキなどのオカズがついてきます。そして食べるときは、箸ではなく爪楊枝でたべるのが通の食べ方です。統営に行ったら本場の忠武キンパブを食べてみてください。やみつきになります。
 キンパブを食べたら、徒歩5分ほどでトンピランマウルといって、塀のいたるところに様々なアートが描かれている場所があります。ここは再開発計画により撤去の危機に置かれていた村を、統営の新しい観光名所として作りました。ここは「優しい男」や、「パダムパダム」などの韓流ドラマのロケ地に使用されたことからこの場所が広まり今では人気の観光地となりました。トンピランマウルの一番上までは急な道を上がらなければなりませんが、5分~10分程歩けば頂上まで辿りつくことができ、統営の美しい景色が広がります。また登る途中に、ソフトクリームを売っているのでそこで買って食べながら頂上を目指しましょう。

市場の売り込みは多少強引なので注意

 綺麗な景色を見終わったら、市場に行き海産物を食べましょう。統営は港町なので市場は平日にも関わらず活気にあふれていて、どれも新鮮なものばかりです。また自分が食べたいものを選んで捌いてくれるので嬉しいですよ。でも、市場なので市場の人たちは少し強引なので気をつけてください。また、捌いてくれた魚は刺身と他にサービスで鍋もしてくれます。
 統営から帰る際には、お土産にはちみつパンを買って帰るのもいいです。 


 韓国に行く際は賑やかな都会だけでなく、のんびりと日々の疲れを癒すヒーリング旅行にぜひ統営にも足を運んでください。